かぶりつづけるハム

自由に書き続けています。インド、革靴、プログラミングに興味がある方です

貧乏旅ではアグラ城の入場料でも豪遊

    

こんにちは、インドではできるだけ無駄なお金を使わずに自分たちでなんでもやろうと摂生し続けていたのですが、観光地でかかるのが入場料。観光客価格と現地価格を見るとこんな差別あっていいのか。なんて思ったり。都合よすぎか。

今日のおじいちゃんはターミネータに出てきそう

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アグラでゆっくり起床、アグラ城へ

アグラ2日目はアグラ城を見てしまえばミッションクリアのためゆっくり9時半起床

町に少し出て、バナナを2本ずつ買い、すぐに帰宅。バナナを食べて、18時にはtundala駅に行こうとの計画を立て、アグラ城へと出発。アグラ城手前の荷物置き場にカバンを置いて、入場するとタージマハル同様、数人日本人がいた。あまり会話はなかったが、安心はした。アグラ城はオールドデリーより綺麗だったので、住むならアグラがいいなどどうでもいい会話をしながら、やることもなく記念写真対決。

後輩は早々に断られ、心が折れたらしく、快勝。やることがなかったのでアグラ駅に歩いていき、ぼーっと昼食を取る。なんて優雅な生活。

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アグラでぼーっとするだけ

リキシャをオークション形式でゲット

やることがないので、15時ごろからtundala駅にリキシャで行こうとするが、500Rsを要求されたので、適当に歩きながらオークション方式で値切りを全体に持ちかけた。1020人くらいのリクシャおじさんに揉みくちゃにされたが、300Rsで乗せてくれるというおじさんをゲット。5キロくらい進んだ時点であのバスに乗れば安いよ。俺に100Rs、バスは2人で50Rsだというので、バスを捕まえさせた。結局300Rs要求してきたので、振り切る気満々だったが、財布を出していた後輩が200Rsを掴まれて半ば強制的に支払うこととなった。

バスは安く、32Rsだったので確かに安かった。しかし、200Rsを掴まれたのは少し悔しい。そんなやりとりをしつつ、tundala駅に到着。17時半に着いたため、遅れがなくても3時間待つことになる計算だった。初めはsimカードも繋がらなかったため、地獄のような時間だったが、再起動するとサクサク繋がり、時間潰しはできるなと思った。

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TUNDLA駅。猿しかいませんよ

電車の大遅刻で得た現地の友達

とくにやることが無かったので駅を回りながら、出店でクッキとジュースを買って、店前で食べていた。

何も気にせずに食べていると、横から異国の旅行者であることに気付いてからかっていそうな現地人に出会った。

お兄さん達のジェスチャーいわく、猿がクッキーを狙っているから気をつけた方がいいとのことだった。当然焦って食べ進めるとさらに笑われた。

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駅にいる猿ども。サファリパークかよ

 

バカにしたいのか、仲良くなりたいのか分からなかったので、話しかけてみるとヒンディー語だけしか話せなかった。

google翻訳だけを使って意思疎通を取ってみると、中々誠実な学生で、来年から海軍に入隊するそうだった。また、別の友達を海軍の試験に連れていくために、同じバラナシに行くらしい。あまり電車の乗り方に慣れていなかった自分たちを先導してくれた。

途中、猿たちが電線を走り火花が散りまくっていだが、全員が何も気にせずに生活していた。はじめは手筒花火でもしているのかと思ったがほんとに猿による事故らしい。よく停電をする駅の店があったがこれが原因だったのかもしれない。

プラットフォームも遅延時間も全て教えてくれて、チップを要求するおじさん達を追い払ってくれた。

元々、学生通しであることから仲良くなったが、海軍へ入隊するとのことで、さらに安心できた。

この海軍学生は自分たちの一本早い電車で行くとのことで見送りをした。しかし、回送電車と勘違いしていたらしく三回くらい引き返して来ていた。このおっちょこちょいな感じがさらに好感を持てた。

出発時間は10分しか変わらなかったが、海軍学生は自分たちの1時間早く着くらしい。現地の連絡アプリWhatsAppを交換し、必ず翌朝連絡をくれ。とのお願いを20回ほどされ、一時的なのお別れ。その後自分達の電車がやってきた。なぜか駅員らしきおじさんが説明しながら付きまとってきていたが、案の定チップを要求された。当然NOの一点張り。 列車が動き出すまでの5分ほどおじさんと格闘し、結果は払わずに勝利。この時、インドに少しずつ染まっているなと実感した瞬間だった。

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現地の海軍学生。今でもたまに連絡取ってます

憧れの寝台列車

電車のクラスは3Aで三段ベッドだった。

これがまた苦痛。横幅はシングルベッドの半分くらい。足幅は問題なく、180センチくらいで本来は足が伸ばせるのだが、カバンを置くところがなく、足の置き場に困った。何より困ったのが縦幅。約60センチほどで体育座りも出来ないほどだった。

後輩とともに奮闘しつつも、なんとか寝床をセッティング。セッティング中に向かい側に座っていた欧米っぽい美女に素足の裏を目の前に向けてしまい罪悪感を感じつつも、後輩とともに歩き売りのヨーグルトを食べて就寝。

途中一度だけ目が覚めて、向かいを見るとおばあちゃんと娘らしきひとがシングルの半分の幅で2人で寝ていた。あまりに可哀想で、変わってあげようかとも思ったが、それ以上に睡魔が勝ってしまい、寝てしまった。

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電車の中(3A)あまり綺麗ではない