かぶりつづけるハム

自由に書き続けています。インド、革靴、プログラミングに興味がある方です

ヤギの処刑場で一生もんのトラウマを覚える

    

  こんにちは、人力リクシャおっちゃんのと激闘の末カーリー寺院へやってきた。

今思うとトラウマを植えつけられるためにわざわざ寺へと運ぶドMさ。アホなんかな。

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カーリー寺院

 

 

    

 

嘘つきガイド

 

寺の中では偽物のガイド達が説明をしながらお金を要求していた。地球の歩き方にて、事前に知っていたため、1Rsたりとも支払わないつもりで、それっぽい大仏達を見た。当然、一瞬見てしまえば終わりの2人だったので、ヤギの処刑場を聞き、その場所で待った。

どうでもいい勘違い

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ヤギ

この時勘違いをしていて、ずっと羊だと思い込み、シープと言い続けていたが、現地人に伝わっていたのが、インド人も適当な英語で生きている証拠だった。何時になっても始まらず、9時半から待ち続け11時に処刑が始まるとの情報を別の日本人観光客に聞き、待つことにした。この旅では日本人の女性1人旅の方にお世話になることが度々あったが、何があってここへやってきたのか。などの詳細は絶対に聞けない気がした。

 

処刑ヤギ登場

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ヤギの解体シーン

そしてインドタイム11時半ごろにヤギ登場。普通のヤギ以上になにかを悟って鳴き続けるヤギとそれを見守る観客のインド人達。意外と周りのインド人達もドキドキしながら見守っている様子で言葉無くして、意思疎通が図れるおばちゃん達と共に見守った。そしてヤギは乱雑に首を処刑台へとかけられた。この時の鳴き声はメェーではなくあーーみたいな声帯以外から音を発しているような声だった。どんな生き物においても、死に直面する瞬間は恐ろしく怖いものなのだと、考えさせられた。次の瞬間には一振りで体と頭が別々に転がった。想像していたよりも生々しくドロドロとした血液とその場から本能的に逃げようとする体だけが足を動かして、ひたすら暴れていた。頭だけのヤギと、殺されると思い本能的に逃げ回る胴体。血を吹き出しながら、両者ともに23分後に動きを止めた。この時はバラナシでの経験が響いてか、ショッキングではありながらも受け入れてしまう自分がいた。ガヤでのお坊さんに言われた、死体はモノのように扱うといった考え方が自分にも少なからず身につき始めてしまっている気がした。ヤギはその後、足首を括られて、毛皮、肉のそれぞれの部位、腸など細かく仕分けされていった。毛皮を剥がされた地点から、日本の精肉店でも見られそうな雰囲気になっていたため、この以前の姿が大事であり、日本人が見なければいけない姿なんだとガヤのお坊さんの言葉に考えさせられた。その後、日本人女性とも別れ、ゲストハウスへと歩きながら帰った。

さいごに

この日は風邪をひいていたことと、今までの旅の疲れか、かなり体調が悪かった。そこで、早めに帰ると言う結果になった。お互いに体調が悪かったため、ゲストハウスの温水シャワーをどう出すか試行錯誤してしっかりと出たことに幸せを感じながら、早めに就寝した。