かぶりつづけるハム

自由に書き続けています。インド、革靴、プログラミングに興味がある方です

靴磨きの基本

    

はじめに

今回は初めて革靴の磨く方や鏡面磨きに挑戦したい方にコツや使用する道具を紹介しています。革靴は、きちんとケアをすると長く、綺麗に履き続けることができます。

靴磨きは、出来れば一カ月に1度ぐらいはしていただきたいです。今回は革靴の磨き方や鏡面磨きの方法、お手入れのコツをご紹介しています。

 

 革靴について 

今回はこちらのレザースポックシューズ #850(haruta)を磨いていきます。

 


 

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レザースポックシューズ #850(haruta)

シューキーパーについてですが、
靴のシワを伸ばし、靴の形を綺麗に整えます。自分のシューツリーは3Dプリンタで自作しています。

 

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自作シューキーパー

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角度調節が可能です

 



ブラッシング

靴を磨く前に、馬毛のブラシを使って、ゴミやほこりなどを取り除きます。
下の写真のブラシは、ジャーマンブラシNo,2(馬毛)です。

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ブラシ一覧



靴ブラシの使い方
一般的に馬毛と豚毛は以下の用途に使われています。

馬毛:毛先が細く柔らかい毛で、靴についたホコリを落とすのが主な役割です。

豚毛:硬くコシのある毛で、クリームを均等に伸ばす役割です。コバ周りやステッチ、それに履きジワなどに効果的です。

 

リムーバー

革の表面には古いワックスやクリームが残っています。まずは、汚れ落としを使ってこれを取り除きます。

 

汚れ落としには、こちらのリムーバー「お手入れクロス」を使っています。

 

 

 

 

 

靴クリーム

 

靴クリームはサフィールのカラー:ブラックを使います。

 


 

靴クリームは、革に栄養を与えるとともに、傷などを目立たなくする補色効果もあります。ただし、カラー:ニュートラルは無色のため、どんな色の革にもお使いいただけますが、補色効果はありません。ブートブラックの靴クリームは乳化性です。(水と油を混ぜることを乳化)人間のお肌と同じで、革も水分と油分が大切です。ブートブラックの靴クリームは、着色力をアップさせ光沢効果に優れたWAXを配合した乳化性クリームです。

 


 

適量をブラシに取り、薄く均一に塗っていきます。毛先に少しつけるだけです。靴クリームはよく伸びますので、つけ過ぎに注意してください。ブラシはジャーマンブラシNo,8(豚毛)を使っています。

ブラシを使って塗ると、細かいところまできっちりと塗ることが出来ます。ブートブラックの靴クリームは、限りなくケミカルを排除し、革に潤いを与えるコラーゲンと、革の劣化を防ぐビタミンE、光沢効果に優れたカルナバワックスを配合しています。クリームの安定性にもこだわり、最後まで一定の品質でご使用いただけます

全体にクリームを塗り終えましたら、ブラシを使って、全体をブラッシングして、余分なクリームを取り除きます。使用するブラシはジャーマンブラシNo,5(豚毛)です。

 

ポリッシュ

ポリッシュは、サフィールのカラー:ブラックを使っています。ポリッシュの成分として、ワックスが多く入っています。ポリッシュは靴に光沢を与え、雨やほこり等から革を保護する役割があります。ブートブラックのシューポリッシュは、光沢効果の持続に優れたWAXクリームです。耐水性が高いのも特徴です。

ポリッシュをクロスにとり、薄く均一に塗ります。塗り終わったら、クロスの綺麗な部分を使って全体を磨き上げていきます。ポリッシュの使い方として、下の写真のようにポリッシュを乾燥させるという方法もあります。1週間ぐらいポリッシュの缶のふたを開けておくと、ポリッシュに含まれている有機溶剤が蒸発してなくなります。大きさは70%ぐらいに縮まります。こうすることでワックスの濃度を高めます。ポリッシュは硬くなりますが、多くのワックスを一気に塗れるので、光沢を出しやすいです。プロの靴磨き職人がよくこのようにポリッシュを乾燥させています。


 

 

コットンなどで全体を磨きます。この後、パンティストッキングで磨き上げて終わりにしても結構です。パンティストッキングで磨くと、かなり綺麗になりますよ。一度パンティストッキングで磨いてみてください。

 

 

完成

日常のお手入れは、靴を履かれる前に、馬毛のブラシでブラッシングをして、ほこりなどを落とします。その後、クロスなどを使って磨くと綺麗になります。

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それでは